Lifestyle コスモビジョンアンディーナ/アラシータとエケコ人形 |Photo Gallery| |
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アラシータとエケコ人形 | |||||||
ラパスで毎年1月中旬から下旬に行なわれるアラシータの縁日。 そこではお金や家や車、食料品や卒業証書など何から何まで実物そっくりのミニチュアが並んでいます。まるで小人の国に紛れ込んだよう。 |
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そのミニチュアを求めるたくさんの人で縁日は大混雑しますが、それらを選ぶ人々の目は真剣そのもの。 ボリビアのラパス市発祥のこの縁日は、現在ではボリビア人が多く移住したアルゼンチンや隣国ペルーでも行なわれています。 |
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このアラシータでは、その年の幸福を手にすることを願い、自分がほしいもののミニチュアを買います。 そして、この行事の主役ともいうべき存在がエケコ人形。この人形に自分が買ったミニチュアをぶら下げるのです。 |
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このエケコ人形や自分が買ったミニチュアを 1月24日正午に市の中心部ムリーリョ広場の教会に持っていったり、縁日のそばにいるヤティリにお願いしたりして、清めてもらいます。 (ヤティリとはアイマラ語で「知っている人」という意味で、呪術師として知られるが彼らの役割は人々の生活全般に至る) |
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もともと、アイマラの女性が多産を祈って身につけたというエケコ人形。 その起源はインカ時代とも、もっと古い時代とも言われていますが、現在に続いている習慣は、植民地時代に原住民であるアイマラ族の伝統が一度禁止された後、18世紀になって復活してから形成されたものです。 たとえ伝統とかけ離れても現在に至るまで息づいている先住民の文化には目を見張るものがあります。 |
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ZENOBIA MAMANI original ミニチュアエケコ人形 |
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